元和6年(1620)に、茶人で知られる浅野藩家老の上田宗箇により、浅野藩主の別邸として作庭されました。
中国の世界的な景勝地”西湖”を模してつくられたと伝えられている園内は、山川の景、京洛の態、深山の致を庭の中に縮景していることから、「縮景園」と名付けられました。
園の中央に掘られた濯纓池(たくえいち)には大小の島が浮かび、巧妙に配置された渓谷、橋、四阿(あずまや)を回遊しながら楽しむことができることから、回遊式庭園とも称されています。
縮景園では、1年を通して季節を感じられる様々な行事が行われています。
■春:桜まつり■
縮景園内の桜の見頃に合わせ、開園時間を延長し、夜桜を楽しめます。和風カフェの開設、着物体験もできます。
■夏:しょうぶ茶会■
毎年恒例の茶会です。花菖蒲の咲く時期に開催されています。
■秋:もみじまつり■
園内の落葉樹が色づく季節に合わせて開催される茶会です。
■冬:大福茶会■
新春恒例の茶会です。若水を組んでお茶を点て、1年の無病息災を祈ります。